学生フォーミュラ大会では、学生が自ら構想・設計・製作した車両によりものづくりの総合力を競います。車両製作のほかに製作コストや、自らが設計し製作した車両をPRするデザイン・プレゼンテーション能力を競うなど、技術者として必要な能力を総合的に育成することが目標とされています。1981年からアメリカで「ものづくりによる実践的な学生教育プログラム」としてスタートし、日本では2003年に第1回大会が開催されました。2023年時点でEVチームや海外チーム含めて77ものチームが参加登録されています。
審査項目
審査項目は以下の通りです。これらのほかに動的審査に出場するための車検や車重計測、騒音測定等も行われます。
項目 | 配点 | 概要 |
コスト | 100 | 車両価格、コストレポートを審査 |
プレゼンテーション | 75 | 車両販売を仮定した販売戦略、プレゼン能力の審査 |
デザイン | 150 | 開発プロセスや設計の工夫を審査 |
アクセラレーション | 100 | 加速性能の評価(75m) |
スキッドパッド | 75 | 旋回性能の評価(8の字コース) |
オートクロス | 125 | 総合性能の評価(800mコース) |
エンデュランス | 275 | マシンの全体性能と信頼性・耐久性の評価 |
燃費 | 100 | 燃費性能の評価 |
総合 | 1000 |